
季節の変わり目、
体調を崩して静養しているといっぽんの電話がありました。
携帯電話の画面に出た名前は、近所の農家の牧野さん。
牧野さんは、東京都の「エコファーマー」に認定されている
農薬を使わない、自然な形の農業をおこなっている方です。
わたしは近頃スーパーで野菜を買うことはほとんどなく、
牧野さんから、旬のものをわけてもらっています。
今だったら、大根、にんじん、小松菜、かぶ、白菜。
「マキノさーん、今の旬はなんですか?」
と聞きに行くのです。
そうするといろいろ教えてくれて、
その日に取り立ての野菜をわけてくださいます。
土と太陽の恵み、
そして牧野さんの優しさがしみこんだ野菜はとってもおいしい。
お料理するときも、さわり心地がいいし、
とても愛しい存在なのです。
切ったときのみずみずしさは比べものになりません。
そう。話は戻って、電話の内容は、こんなことでした。
「元気?? 最近、顔を見ないから心配になって。」
定期的に、野菜をお願いするわたしの連絡がないので、
心配してくださったのです。引っ越してきた土地で、
周囲に知り合いがいなかったり、働き盛りだったり、
子育て中だったりと、いろんな事情から、
近所の方とコミュニケーションを取ることができない、
そんな風になってしまうことは、せめられません。
ただ、この言葉のうれしさをわたしはひたすら今、感じています。
もしかしたら、最近では「メールが来ないから」
「ブログが更新されていないから」、
「心配になる」ということはあるかもしれません。
でも、誰かのことを「顔を見ないから」、
「心配された」、
もしくは「心配した」ことがあったかしら、と思ったのです。
結婚して、町田に越してきて5年目になります。
わたしにも、居場所が出来たんだなあと思った出来事でした。
これからも、たくさんの人と出会って笑って、
自分が育った場所ではないからこそ、好奇心と
探究心を持って生きていきたいと思います。