
『この曲達は、ある保育園の運動会のために作りました。
子ども達の出し物の最中に、あるいは入場の時に、
あるいは休憩中に園庭内に流れました。
最近は、子ども達の身近にある音が、
非常に均一化されてきています。
たとえば、アニメソング。まあ、いいんですけど、
可愛いんですけど。
必要以上に調味料を混入しながら、どれも味は一緒。
まるでファーストフードのように。それは必ずしも子どもにとって
良い影響のものとは限らないのです。
私は、様々な質感の内在する音楽を
子ども達に聴かせてあげたいのです。
それは、シュタイナーやモンテッソーリなどの教育理念が
すでに説明している「想像性の拡張」に
近いものがあるかもしれませんが、
私の思いはもっと単純に、
「その時その場所でしか味わえない質感の音楽」
を子どもたちに体感してもらいたいということです。
そういう音楽は、初めて聴いた時でも、
どんなに歳をとった後でも、
あるきっかけで心の奥から思い起こされて、人を感動させます。
この曲達が、そのような音楽であるかどうかは、
正直私には、判断できません。
けども、けっこうバラエティーにとんだ質感の曲達だなぁって、
出来上がったときにちょっと興奮しました。(K)』
「KINDER GARTEN MUSIC2」